これができないあれはしたい

身バレは覚悟してます。

運動が出来るようになりたい

運動(スポーツ)をする効能として「気分がスッキリする」というものがあるらしい。嘘つけ〜と思い20とちょっと。今日もほんとキツかった。

これは高校に入ってから知った話だが、私は動作性IQがめちゃめちゃ低い。それと関係なくはないと思うんだ。そういえば積み木は全然できないし、まねっこリーダーも苦手、リボン結びも中学までちゃんとできなかったそして、運動がほんっとにできない半生。なまじ勉強は普通以上にできてしまったため、やる気がないのだと思われがちだが、本当にどうしていいかわからない。なぜ当たる??何故飛ぶ??飲み込みみんな早すぎん????って。

だから大学に入って教職取らないなら体育をやんなくていいよって言われた時は本当に天にも昇る心地、解放された気分だった。

けれどもやはり生きている以上スポーツからは離れられないようだ。ゼミで親交を深めるためにスポーツ大会が開かれることとなった。ほんと嫌だった。バレーボールとバドミントン。これでどうして親交が深まると思った??二手に別れて戦い合う競技と多くて4人しかできないこれまた二手に分かれて攻撃し合うゲーム。多分TRPGとか大掃除とかやった方が深まることない?しかしみんなが盛り上がる中そんな我儘は言えなかった。

当日。心底嫌そうな顔……はできないんだよな。自分で言うのはめちゃくちゃ嫌だけどムードメーカーを担ってるから暗い顔をするわけにはいかない。「ボール投げとか苦手そう〜」「うん!投げられのはサジだけだね!」ここまでは元気に受け答えができていたと思う。しかしいざ始まるとサーブはできない、どこにボールが落ちてくるかさっぱりわからないから動けない、いや、やる気がないわけじゃないんだ、ちゃんと戦いたいんだ、でもラケットにシャトルは当たらないし、ボールはネットを超えないしそもそもレシーブの手もどうなってんだかよくわかんないしこうだって思って動いても全然ダメだし、声出してって言うけどえっ、何を喋るの?何を言えばいいの?耳から入る情報も多すぎる。自分のチーム、相手のチーム、隣のバドミントンやってる人たち。広い体育館は視覚情報も多いしちゃんと情報が整理できなくて半ばパニックになって固まる。ほんとーに嫌になる。劣等感がどんどん増してとうとう喋らなくなる。カメラ係に徹することも考えたが運悪くこの日はスマホを家に置いてきていた。朝の自分を恨む。

準備体操が終わってから終始不機嫌のように映っていたようで、終わってからこれ食べて元気だしなってカップケーキをもらった。小麦アレルギーなんだけどな。ありがとうと出来る限りの笑顔を添えてカバンにしまう。はっ。ひょっとしてその子はアサシンなのかもしれない。アレルゲンは身体が疲れている時に最も効く。ここで心も身体も弱らせてアレルゲンを渡す……完璧だな。なんて考えるくらいにヤバくなってた。

そんなわけで私はスポーツをやる度言い尽くせないほどの劣等感に苛まれ、しばらく引きずるので気をつけてください。でも今ハマってる漫画はハイキュー!!です。